
SEOという検索エンジンに評価される施策は各企業で取り入れられているでしょう。
それくらい、検索からの訪問の獲得は見込み客を集める上で有効です。
そんな中、逆SEOという言葉も認知され始めています。
逆SEOというのは「検索エンジンからの評価を落とす施策」です。
そんな逆SEOで使われる手法と対策を解説していきます。
逆SEOの全容
逆SEOは結果として検索順位が下がることではありません。
「意図的に対象の検索順位を下げる」ことを指します。
もちろん、自社のコンテンツにあえて逆SEOを使うことは滅多にありません。
つまり、ライバルの攻撃手段というのが逆SEOです。
いわゆる「リバースSEO」とも言います。
逆SEOはライバルを蹴落とす方法として、非常に悪質で効果的な手段としても認知されています。
逆SEOに使われる5つの方法
逆SEOには複数の方法があります。
それを一つ、ないしはすべてを使ってライバル社などが妨害をしてきます。
そんな逆SEOで使われる手法は主に5つ。
- スパムサイトからのリンク
- 低品質中古ドメインを買う
- コピーサイトの複製
- 不適切なコメント
- ウイルス
具体的にどんな方法かを解説していきます。
①スパム目的のサイトからリンクを送る
低品質のサイトからリンクを送る。
これが代表的な逆SEOです。
よくSEOでサイトを上位表示させるなら被リンクをもらうという話があります。
他のサイトからリンクをもらえば、それだけ他のサイトに参考として認められているということ。
すなわち検索順位をあげられます。
しかし、低品質でスパム目的に作られたサイトからのリンクはSEOでは逆効果。
自作自演のリンクだと思われてペナルティを受けます。
リンクをもらうサイトが
- コピペだけでつくられている
- コンテンツがない
- 運営を実質してないようなもの
という条件下では逆SEOとなります。
世にある逆SEOの大半はこの方法が使われています。
②ペナルティを受けた中古ドメインで攻撃
ドメイン(○○.comなど)というものが質が悪ければ、サイトも質が悪いです。
Googleは少なくともドメインの評価でコンテンツの順位が上下します。
そのため、初めからアクセスを集めたい場合、中古で評価されているドメインを買うというのは、
企業やマーケッターがやるわけです。
質のいい中古ドメインを見抜くのは専門家の手が必要です。
しかし、質の悪いドメインは安価で簡単に手に入ります。
普通は質の悪いドメインは欲しがらないので、低価格で手に入って当然なんです。
その質の悪い中古ドメインでリンクを送ると、
質の悪いサイトからリンクをもらっているサイトということで、
リンクを送られてコンテンツの順位も下落します。
③コピーサイトを作る
検索順位を下げたいサイトのコピーを作る。
これも逆SEOには頻出の手法です。
コピーサイトというのは、文字通り、内容を他のサイトからコピーをしたもの。
つまり、評価されないサイトです。
しかし、そんな評価されないサイトでも順位を落としたいページをコピーすることで妨害工作になります。
コピーサイトを大量に作ると、大元のサイトまでコピーコンテンツとして見なされてしまいます。
なので、足を引っ張られる形でサイトの順位が下がります。
Googleもヤフーも目視でサイト順位を決めるわけではなく、AIの自動的な判断で決まります。
単純な方法でもAIが判断するので妨害工作が成立してしまいます。
④不適切なコメントを張る
サイトにはコメント欄を設けているものがあります。
そこで不適切表現と取られる書き込みをする逆SEO手法もあります。
ただし、この方法はサイト管理者がコントロールできます。
コメントを張り付けられても承認を拒否。または削除することができます。
気づかずに承認しなければ問題ないでしょう。
しかし、気づかないうちにコメントを承認していたり、
隠れた誹謗中傷が紛れている可能性が0ではありません。
企業のメディアで仕掛けてくることはないと思います。
⑤ウイルスを送り込む
あまりないケースですが、ウイルスを送り込むという直接的なものもあります。
海外だと多い事例です。
ウイルスを送るのはいわゆるサイバーテロ。
犯罪行為なので、ライバル社やいやがらせ目的ではまずリスクが伴うので考えにくいです。
実際にアメリカなどハッカーがいるような国なら起こりえます。
しかし、日本ではハッカー自体あまり聞かないです。
企業が表立ってやる逆SEOではないので、可能性としては考えなくていいと思います。
逆SEOの危険性とは?どんな被害があるのか?
逆SEOはなぜ恐ろしいものなのか?
順位が下がる以前にも逆SEOには特徴があります。
問題になるのは
- すぐに効果が反映される
- 逆SEOは知覚できない
というものです。
上るのは遅いが下がるのは早い
検索順位を上げることは困難。
しかし、検索順位を下げることは簡単です。
検索順位の上昇はコンテンツ内容をGoogleが判断。
そして、相対的に他のサイトよりも評価されれば順位が上昇。
しかし、質の悪い被リンクの場合は設置されてすぐに順位に反映されます。
コンテンツそのものが変わるよりもリンクの存在はすぐにわかります。
気がついてからでは遅い。
これが逆SEOの恐ろしいところです。
特に中小企業が作った歴史の浅いサイトやページは落とすのも楽です。
逆に大企業のようにすでに知名度やリンクのある会社のサイトを落とすのは難しいです。
逆SEOは知覚できないことが多い
加えて、逆SEOは気がつかないことが多いです。検索順位に反映されてから知ることがほとんど。
気がついたときはすでにアクセスが大幅に現象しているときです。
アクセス解析を頻繁にしていても、攻撃されているかどうかは気がつきにくいです。
それこそ、結果に反映されなければ見逃してしまうでしょう。
自分が知らない間にサイトが攻撃される。
逆SEOでは当たり前のことです。
逆SEOをうけたらどう解決する?3つの対策方法とは?
逆 SEOの被害にあったとき、とれるべき対処法もあります。
会社の広報担当者が考えなくてはいけないことは以下の3つです。
- ウェブシステムによる解決
- ウェブツールによる解決
- コンテンツの見直しによる解決
①ウェブシステムを駆使して解決
逆SEOによる順位の下落。
これはウェブ上の自動的な反応により起こるものです。
ならば、ウェブシステムを理解すれば逆に順位を戻す、もしくはあげることも可能です。
Googleやヤフーなどの検索エンジンの仕組みから問題を解決する。
これが最も効果的な方法でしょう。
ウェブシステムに詳しい人と相談しながら進めていくのがベスト。
しかし、社内にいるなら逆SEO対策をする必要はないと思います。
逆SEOは対策のプロが存在します。
その専門家の意見を聞きつつ、サイトに手を加えていくことはできます。
SEOは適切な対処をしなければさらに順位が下がります。
専門家の指導のもと、アクセス解析をして解決策を提案してもらいましょう。
②ウェブツールによる解決
Googleのウェブツールで可能な逆SEO対策です。
【Googleサーチコンソール】というものがあります。
Googleのアカウントがあれば登録は簡単です。
サーチコンソールでは被リンクとの関連性を否定することができます。
つまり、質の悪いリンクは無関係であるとGoogleにアピールすることができるということです。
使い方はサイトを登録。
そして、手動の対策で否定したい被リンクを設定することです。
現在は逆SEO対策として、サーチコンソールはおすすめできません。
なぜなら、コンテンツ評価を上げるリンクも否定してしまう可能性があるからです。
また、リンクを否定しても検索順位が上がらないケースも多々あります。
③サイトのコンテンツを強化
サイトのコンテンツ、そのクオリティの見直しも大切です。
もともと、Googleにきちんと評価されているサイトなら逆SEOでも簡単に順位を下げられないです。
逆SEOで順位が下がってしまうのは、ある意味サイトに隙がある、穴があることを表してます。
本来、完成度の高いサイトなら被リンク程度で急降下することは考えにくいです。
現在と将来のための逆SEO対策。
それが今のコンテンツを強化することです。
できればコンテンツの評価もプロの監修の元、行うほうがいいです。
SEOというのは専門家にしか解決できないのが現状です。
逆SEO対策のプロにご相談
逆SEO対策はプロのアドバイスの元、行うことを強く推奨します。
なぜなら逆SEOは
- ウェブシステムの正しい知識
- ウェブツールの使い方
- SEOに対する理解
これを最大限知らなければ対策ができないからです。
しかし、大手企業の広報やアクセス解析の担当者でもSEOのプロと言えるような人はほとんどいません。
ましてや、中小企業でもSEOのプロフェッショナルは到底心当たりがないでしょう。
だからこそ、外部にいる逆SEOを正しく解決できる専門家が必要。
RGではそんな専門家に相談できる機会を設けています。
逆SEOでお困りの方は気軽にご相談ください。
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