
ネット掲示板を利用することで知見のある人と情報交換をすることができます。
使いようによっては、意外に知らないことを教えてくれるいいメディアかもしれません。
しかし、個人ならともかく、企業にとってはネット掲示板が大きな問題になることがあります。
それは掲示板内での企業への誹謗中傷です。
同じく掲示板を見る人に風評被害に合わせることを目的としたような悪質なものもあります。
今回はネット掲示板の1つ。
「雑談たぬき」への書き込みを削除する方法について解説していきます。
雑談たぬきとは?
雑談たぬきとは、巷で聞くような有名掲示板の1つです。
その名の通り、雑談がトピックとして多いもの。
つまり、ジャンル問わずにありとあらゆるテーマが雑談たぬきのなかで語られています。
雑談たぬきの大本はV系たぬきというビジュアル系について語ることを専門にした掲示板です。
それが一般的なトピックでも交流できるように雑談たぬきというものを後から作ったそうです。
それでは雑談たぬきの特徴もみて頂きたいと思います。
若者が多いメディア
雑談たぬきを利用する人はほとんどが若者。
つまりはユーザーが若年層になるということです。
若年層に対してサービスや商品を提供している企業は要注意ですね。
特にソーシャルメディアに対して、抵抗のないユーザー層ですから、誹謗中傷を真に受けてしまう可能性も高いです。
それに愉快犯による誹謗中傷が多いのも若年層向けの掲示板によくあることです。
拡散しやすい掲示板
若年層に好かれるメディアということは、更なる拡散も気をつけなければいけません。
つまり、掲示板の内容がSNSで広まってしまうということですね。
若年層になるとSNSの利用などにも長けています。
なので、掲示板の情報を真に受けて、そのままSNSで発信してしまうという恐れがあります。
掲示板の影響力よりも今ではSNSの方が強いので、後々の風評被害を招く種にはなってしまうかもしれません。
悪評が書かれやすい
企業の誹謗中傷文が掲示板では書かれやすいです。
これは雑談たぬきだけではなく、ネット掲示板に起こりがちなシチュエーションです。
ネット掲示板では特に明確なルールがあるわけではないので、好きに投稿してしまいます。
掲示板を見るとわかりますが、特に言葉も選んでいませんよね?
なので、強めの悪評が書かれやすいというのも掲示板であり、企業が注意しなければいけないポイントです。
雑談たぬきの誹謗中傷を削除する方法
それでは雑談たぬきに誹謗中傷が書き込まれたときの対処。
書き込み削除の方法についても詳しく見ていきましょう。
とはいえ、雑談たぬきでは削除する方法は1つしかありません。
それは運営に連絡をするという手段を使います。
雑談たぬきではお問い合わせ用のメールアドレスに連絡をします。
メールアドレス:admin@2ch2.net
そして、担当者がメールを見て対応するという流れで行われます。
雑談たぬきでは削除フォームがあるわけではありません。
書き込みの削除に伴う雛型があるわけではないということです。
気をつけるべきポイントとしては、
- メールのタイトル
- メールの内容
において削除したい書き込みがあるということをきちんと伝えること。
お問い合わせ用のメールなので、タイトルや内容が伝わりにくいと対応ができません。
メールタイトルは簡潔に、なおかつ削除したいものや理由を詳細に本文で書くことをおすすめいたします。
以下の例文を参考にすると分かりやすいです。
お世話になります。
○○の人事を担当しているの××と申します。
この度は、御社掲示板にある書き込みの削除をお願いしたくご連絡いたしました。
書き込み情報は以下の通りです。
- 記事URL
- 記事内容(問題の文章)
以下の投稿内容は関係者の名誉棄損に当たると思われます。
このような投稿ににより、○○などの実際に被害を受けております。
ガイドラインにもあります通り、こちらは削除の対象になると思われます。
また、プライバシーの侵害(権利侵害)とも思われます。
以上の書き込みの削除をご対応いただければ幸いでございます。
よろしくお願い申し上げます。
実際に削除依頼のメールが送られて直ぐに対応されるわけではありません。
1週間~1ヶ月以上かかることもあります。
削除の対応の早さやレスポンスに関しては掲示板の稼働状況にもよります。
運営者がほぼ放置している掲示板ではいつまでも削除されないこともあるので注意です。
雑談たぬきで削除してもらうためのポイント
雑談たぬきで削除依頼をするときのポイントも解説していきたいと思います。
ただ、レスを指定して送信するだけでは、対応してくれない可能性もあります。
- 利用規約
- 権利侵害
この2つを意識して依頼をすると対応してくれる確率が上がります。
①利用規約
雑談たぬきには利用規約というものがあります。
ガイドラインともいいますが、これは掲示板内のルールです。
見えるところに掲載しているわけではないですが、掲示板にはそれぞれ利用規約が設けられております。
それに違反をすればルール違反の投稿になってしまうというわけです。
削除依頼をするときに「○○の部分の利用規約に違反しています」と報告する形にすることです。
雑談たぬきのルールに従わない投稿だというのをアピールするといいでしょう。
②権利侵害
権利侵害になる書き込みというのも交渉材料としては最適です。
雑談たぬきのルールではなく、法に反しているわけですから当然前者よりも思いです。
なので、書き込みを削除するときに権利侵害になっていることを伝えるのも効果的です。
ネットの書き込みでは以下のような権利侵害が考えられます。
メールをするときに、「書き込みの○○のところが△△という権利侵害に当たると思います」と伝えていく。
これを証明できれば雑談たぬきも削除に応じざるを得ません。
権利侵害に当たると思えば積極的に運営に知らせていきましょう。
雑談たぬきで削除してもらえないときは?
雑談たぬきにメールをしたとしても削除されるとは限りません。
- 利用規約に反していない
- 権利侵害にはならない
- 削除に値する書き込みではない
- 掲示板が稼働していない
など、ネット掲示板ではあらゆる理由で対応してもらえないことがあります。
ただし、書き込みの放置はできないので、そんなときにできる対処もご紹介したいと思います。
雑談たぬきの書き込みをウェブ検索から削除
雑談たぬきの中で書き込みを消すことはできない。
だとすれば、外部から雑談たぬきの書き込みに行かないようにすればいいんです。
例えば、Googleのサジェストや関連キーワード。
検索結果等で雑談たぬきの誹謗中傷が出なければ、影響力はかなり落とすことができます。
実際に検索からアクセスする人が多いので、ウェブシステムから解決するというのは効率的な解決法でもあります。
実際に企業で掲示板の書き込み対策として、専門家に頼み検索結果から非表示にするというのはよくある対策です。
Reputation Guardはそんな専門家が監修しております。
掲示板の誹謗中傷でお困りであればメールにてお問い合わせください。
発信者情報の開示請求をする
大がかりな手続きが必要ですが、発信者情報の開示請求をするという手もあります。
法的処置なので、弁護士の相談も含めて予算やコストが相当発生するのも考えなければいけません。
- 書き込みの内容を弁護士にチェックしてもらう(違法性があるか)
- 裁判所にて仮処分手続きを行う(法的に開示請求ができる)
- プロバイダにIPアドレスの開示を請求
- インターネット業者に個人情報の開示を請求
- 開示された情報を元に訴訟・示談
このようにいろいろなステップをクリアしなければいけません。
平均予算は60万円~100万円、長くて2年ほどかかることもあります。
どうしても発信者を訴えたいということがなければオススメはできないのも確かです。
労力と予算がリターンに見合わないと思われるからです。
Reputation Guard
ネットの誹謗中傷・企業イメージの低下
司法書士にご相談ください!
ネットやSNSでは企業イメージを傷つける書き込みがたくさんあります。
ネットの書き込みや口コミは、
などにつながります。
企業をマイナスイメージから守る手段がない。
そんな企業・個人の方は是非一度へご相談ください。
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