
5チャンネルやミラーサイト。
ネット掲示板から風評被害を受けるケースは少なくありません。
SNSが普及したといえども掲示板は未だに需要のあるメディア。
ファンも多くいる場所です。そのネット掲示板の風評被害でも、今回はホストラブという掲示板についてお話しします。
ホストラブは名前から察しできるように、夜のお店に関するネット掲示板です。
ホストラブに悪評を書き込まれた場合、削除することはできるのか?
削除以外に他にできる対処はないか?
以上について解説していきます。
ホストラブとは?
ホストラブは夜のお仕事を全般的に扱ったネット掲示板です。
主にホストクラブやキャバクラなどを扱っている珍しいタイプのネット掲示板です。
ホストラブの利用目的としては主に情報収集をすることでしょう。
お店を利用したお客さん同士が、「この店は○○だった」という意見やお店の情報を元に交流しています。
掲示板なので、投稿者の交流というよりは他の人の意見を参考にする場といってもいいかもしれません。
ホストラブの書き込みの特徴と危険性
ホストラブはお店に対するポジティブな意見もあります。
しかし、ネガティブな意見も多いことは確かです。
そして、ホストラブはお店を運営する側にとってはリスクがあります。
そんな特徴も紹介していきます。
利用者がかなり多い
ホストラブは今でもたくさんの利用者がいる掲示板です。
SNSにより掲示板というのは軒並み利用者が離れていることがあります。
しかし、ホストラブに至ってはそんなことはないです。
夜のお店の情報交換できる場所が少ないことも理由です。
月間にすると200万人の利用者がいるとホストラブが公式に発表しています。
つまり、それだけの利用者がいるなかで誹謗中傷が書き込まれたりするということです。
匿名性が高い
ホストラブは登録不要の掲示板です。
つまり、個人情報を一切明かすことなく、意見を言えたり聞けたりします。
匿名性が高いサイトでは投稿者に遠慮というものがなくなり、書き込みも悪質なものも増えます。
名前を出さないから何を言っても怖くないということです。
だからこそ、SNSやブログよりも誹謗中傷の度が過ぎることも考えられます。
お店というよりも個人に被害が・・・
また、夜のお店は一対一での接客が多いです。
これは普通の会社やお店にない特徴だと思います。
ホストラブでの書き込みは実体験だとすれば、接客をした個人のことを話すことになります。
つまり、お店というよりは個人への誹謗中傷になることもあるということ。お店ではなく、個人レベルの誹謗中傷は当人の利益を大幅に損なう可能性があります。
名指しというのはそれほどのインパクトがあります。
犯罪につながる可能性
夜のお店に関していえば、掲示板の書き込みによる誹謗中傷だけが問題ではありません。
そこから繋がってしまうストーキング被害なども考えなければなりません。
例えば、個人情報に関することや従業員のプライバシー情報も書き込まれてしまうことがあるということです。
その書き込みから掲示板利用者が特定し、悪用する可能性はゼロではありません。
ひょっとすると命に関わる犯罪につながる可能性があるかもしれないので、書き込みには気をつけなければいけません。
ホストラブの書き込みを削除する方法
ホストラブの書き込みは削除する方法もあります。
依頼をしたいときはホストラブの削除専用のフォームから連絡をします。
削除依頼フォームは専用のページがあります。
こちらをクリックしたら、次に必要事項を入力していきます。
- お名前
- メールアドレス
- スレッド番号
- レス番号
- 削除理由
スレッド番号は掲示板の番号、レス番号は書き込み自体の番号です。
ここを間違えると問題の書き込みが特定できないのでよく確認してから入力しましょう。
一番大事なのは削除理由です。
削除するからには削除するに足る理由も必要です。
不愉快だから削除してくださいでは理由として弱いです。
削除理由を書くにはホストラブの書き込み削除におけるボーダーラインを理解する必要があります。
その削除対象については以下を参考にしてください。
ホストラブの書き込みで削除できるもの~削除条件とは?~
削除が検討されるかどうかは基本的には書き込みの内容次第です。
内容に問題なければ、特に削除対応がされることもありません。
ホストラブの書き込みにおいて削除してもらえる可能性があるものをまとめてみました
①個人情報に関するもの
お店の人の個人情報になるものは削除してもらうことができます。
いわゆる、プライバシーの侵害になるものですね。
これは歴とした不法行為なので当然削除されなければ、ホストラブにも責任が伴います。
なので、個人情報の漏洩になるものはほぼ確実に削除されます。
- 個人名・住所・所属
- 電話番号
- メールアドレス
- お店・従業員情報
- 私生活情報
などを含む書き込みがあれば、ホストラブに連絡を入れましょう。
その他、権利侵害も不法行為なので削除してもらいます。
実際に不法行為になるものは個人だけで対応しない方がいいです。
警察や弁護士に相談をして削除を進めることをおすすめいたします。
②書き込み禁止事項に該当する
ホストラブでは書き込みに対するルールがあります。
これを利用規約、もしくはガイドラインといったりします。
ホストラブのガイドラインはこちら
http://kanto.hostlove.com/agree/delete/guid2
ホストラブではこんな書き込みはNGというのを明記しています。
従って、その禁止事項に該当するものは当然削除対応をしてもらえることになるでしょう。
ガイドラインとは別にホストラブでは禁止事項というものを改めてまとめています。
- 虚偽または故意に誤解を与える発言
- 民族的・人種的差別につながる発言、倫理的観点から問題のある発言
- 第三者の個人情報を無断で収集、開示する行為
- 第三者に対する誹謗中傷または名誉毀損
- 他人に対して不利益または不快感を与えるおそれのある発言
以上に該当するものは禁止されている行為であり、削除対象です。
連絡をするときはこの禁止事項に該当する書き込みだと伝えれば削除確率は高まります。
③違法性が伴うもの
プライバシーの侵害以外にも問題になることはあります。
やはり、違法性が伴うものは削除の対象になります。
たかが、書き込みでも法に触れることはあります。
- 著作権
- 肖像権
- 商標権
- 名誉棄損・信用棄損
当然、サイト運営者としては違法性のあるものは掲載したままにはしておきません。
仮に掲示板の判断で削除が却下されたも、弁護士を経由して削除してもらうことができます。
ホストラブでは削除されないケースも多々ある
書き込みの削除がされないことも掲示板ではよくあります。
中には運営者が機能してないというものもありますが、よくある理由が削除する理由に該当しないということです。
一見すると、プライバシーの侵害や権利侵害になるようなものでも、客観的に見たらそうではないことも多いです。
むしろ、ここ最近は書き込む人も知恵をつけてきましたので、ギリギリセーフな書き込みをしていることもあります。
実際に風評被害トラブルではグレーゾーンの書き込みに困っている企業が多いです。
書き込まれた方としてはやるせないでしょう。
しかし、現実的に法的解釈が難しいこともあり、削除に至らないこともあります。
ホストラブで削除できない時は法的処置もできる!
掲示板の削除基準はかなりルーズです。
仮に違法的な内容が掲載されても削除申請が通らないということはよくあります。
そんなときにできる削除方法というのが法的処置です。
- 仮処分で強制削除
- 発信者を特定して裁判
裁判所で違法行為が認められればプロバイダーに削除命令がいきます。
本当に法に触れる書き込みであれば、裁判所で仮処分申請が通るでしょう。
また、発信者個人を特定して裁判で賠償請求もできます。
もちろん、条件をクリアしなければ相当難しいですが、最終的には悪質な発信者を法的にさばくことも法的処置なら可能です。
しかし、これらは書き込みに非があることが大前提です。
もしも、踏み切る場合は必ず弁護士に相談して書き込みの是非をチェックしてもらいましょう。
ウェブから書き込みを非表示にすることもできる!
削除対応がされないとき、書き込まれた側は成すすべはないのか?
決してそんなことはありません。
ホストラブから削除はできなくても、ウェブから非表示されないようにするのは外部からでも可能です。
つまり、GoogleやYahooなどのウェブ検索をしたときに問題のページが来ないように手を加えられるということです。
実際、掲示板は固定の利用者もいますが、お店の名前で検索した人がたまたま書き込みを目にするというケースは多いです。
この検索者に誹謗中傷が入ってこなければ、とりわけ影響なく仕事を続けることができるでしょう。
Reputation Guardではそんな書き込みに悩む方のご相談を受けています。
個人やお店が書き込みによって被害を受けているということならば、まずはメールにてお問い合わせください。
Reputation Guard
ネットの誹謗中傷・企業イメージの低下
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ネットやSNSでは企業イメージを傷つける書き込みがたくさんあります。
ネットの書き込みや口コミは、
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