
Instagramは今や一定数の利用者がいる巨大メディアです。
企業もInstagramでの扱われ方を重視しているところも多いでしょう。
しかし、Instagramでも厄介な点があります。
それはInstagramで企業や商品の批評につながるものが出てくるということです。
実際にSNSでブランドが傷つく企業はたくさんあります。
- 投稿を削除することはできるのか?
- 投稿者の特定は可能なのか?
以上について解説していきます。
インスタの誹謗中傷に対する2つの対応
インスタの投稿が批判や中傷になる場合、対応をしていかなければ経済ダメージを負います。
ネットやSNSでの風評被害における主な対応は2つです。
- 投稿を削除してもらう
- 個人を特定して法的処置
投稿の削除をしてもらえるなら話は早いです。
投稿から消えれば見る人はいなくなるので影響はなくなります。
しかし、投稿の削除ができないことがあります。
そうなれば、個人を特定して法的処置をとるという方法もあります。
その場合は手間も資金も発生します。
削除よりも特定するほうが大変なので、なるべく削除でことを済ませるのが得策と言えるでしょう。
インスタで誹謗中傷の投稿の削除をしてもらう方法
インスタの投稿を削除してもらう方法をまとめました。
基本的に確実な方法はないので、1つが無理なら2つとさまざまな角度から行いたいです。
- 投稿者へ直接連絡
- インスタへお問い合わせ
- 弁護士に相談
投稿者へDMで伝える
穏やかにすませられるなら個人にDMを送りましょう。
投稿者は自分の投稿の削除や編集が可能です。
アカウントがわかれば、メールは送れるので連絡して「非常に困っているから削除してほしい」との旨を伝えましょう。
ただし、投稿者の匙加減なので削除してもらうのは本人次第です。
危険なのはここで高圧的な態度にでること。
もしも、強い命令口調でメールをしたら、そのやり取りがスクショで投稿されてしまう可能性があります。
本人へのメールは丁寧にしましょう。
もしも、不安なら別の手を使いましょう。
Instagramに問い合わせる
個人に連絡しても取り合わない可能性があります。
そして、個人に連絡をするというのはトラブルのもとにもなりかねません。
なので、Instagramに連絡をすることで削除してもらうのが基本的にはいいです。
Instagramでも投稿内容がふさわしくないと判断すれば、検討はしてくれます。
Instagramに問い合わせて削除したい投稿とアカウントを知らせましょう。
その際にどの投稿の文章や写真で困っているかを事細かに伝えましょう。
内容がInstagramの利用規約や法律に反しているものであればなおさら削除対応をしてくれます。
※削除できる投稿とは?
Instagramもサービスですから、簡単に削除できるわけではありません。
やはり、削除をする理由は必要です。
投稿の削除には以下の条件が必要。
インスタの利用規約違反するもの
ー著作権違反
ー反社会的勢力の応援
ー性的な内容
ー特定の人種や職種への非難など
法律に違反するもの
ー著作権違反
ー信用毀損
ー名誉毀損
ー侮辱罪など
弁護士に相談する
Instagramも取り合わなければ、弁護士の出番です。
弁護士は法律のプロフェッショナルなので、法律違反の案件には強いです。
インスタの投稿が法に違反をする内容であれば、弁護士に一任して削除対応してもらうことができます。
言い換えれば法に違反してはいない限り、なにもできないので、投稿内容を確認してから依頼をすることをおすすめいたします。
インスタから個人を特定することはできるか?
Instagramの投稿から個人の特定はできる。
ただし、やらなければいけないことが多いのも事実です。
いくつもの条件をクリアしなければ、発信者情報の開示にはいたりません。
予算も時間もかかるのを承知の上で行いましょう。
また、法的処置をすることが特定の条件になります。
そこまでのことをしたくなければ特定はむしろするべきではありません。
損害を実際に被っていなければそもそも審査は通らないので注意してください。
個人の特定までのステップ
ネットには発信者情報を開示するための手続きがあります。
ネットは完全な無法地帯ではなく、場合によっては書き込みやSNSの投稿を特定して良いことになっています。
実際にインスタの投稿から特定するまでは以下のステップをクリアする必要があります。
- 投稿に違法性があることを確認
- 裁判所にて仮処分・発信者情報の開示手続きを行う
- プロバイダーインスタにIPアドレスを開示してもらう
- IPアドレスからインターネット会社に個人の情報を開示してもらう
- 個人に対して訴訟・示談など
簡単に箇条書きにしてありますが、どれかひとつでもダメならば開示には至りません。
それに1年2年単位で時間がかかることはザラにあります。
インスタでの誹謗中傷の例
インスタで行われる誹謗中傷には決まりきったパターンがあります。
大まかにわけて現在は3タイプ確認されています。
写真を使って投稿で批判
写真と文章を用いた批判が一番厄介です。
現物と文章を使っているので、見る方の印象を簡単に操作できます。
例えば、レストランで料理の写真を撮り、
「ここのご飯全然美味しくない。」
「髪の毛が入っているのに謝りもしない。」
という投稿があれば、それを見る人が持つ印象がどれだけ悪いか想像できるでしょう。
仮に自作自演でも同じような効果があるのが困り者です。
こういった投稿をみかければ、即時削除に向けて動いて行かなければなりません。
コメント欄で中傷・悪口
コメントで自分の投稿にいちいち悪口を書き込む悪質なユーザーもいます。
揚げ足をとったり、批判を投稿の度にされると信用を失う可能性があります。
Twitterと同じでコメントはブロックすることができます。
なので、これは自己解決が可能になります。
あまりにも悪質なら運営に連絡をしてアカウントごと削除もできるので、毅然とした対応をとりましょう。
DMで直接攻撃
アカウントがわかればDMは遅れます。
公共のやりとりではなく、メールで直接罵詈雑言を送ってくるケースもあります。
コメントと同様にブロックすれば、DMは来なくなります。
自己解決ができますが、アカウントを変えて何回もやってくることがあるので、こちらも運営に相談するほうがよいでしょう。
※実際の誹謗中傷一覧
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インスタの誹謗中傷で警察は動ける?
もうひとつインスタの誹謗中傷で議論に上がるのは警察は頼れるのか?ということです。
これはケースバイケースです。
警察というのは民事に介入することができません。
なので、ネット上の悪口や批判では対応することはできないんです。
ただ、インスタの投稿でも殺害予告などでは警察も動くことができます。
それに、投稿からストーキング行為にまで発展した場合も同様です。
刑事事件として扱えるのであれば、まずは警察に連絡をしたほうがいいです。
誹謗中傷であれば、風評被害対策のプロや弁護士に相談をするのが一番です。
投稿の内容によってできる対策は異なります。あらかじめ、投稿の内容がどう言うものなのかを精査した上で対策を行っていきましょう。
インスタの誹謗中傷対策~まとめ~
- 誹謗中傷を受けたら投稿者に連絡。
- 無理だったら運営。
- さらに拗れそうなら弁護士に相談。
という段階を踏んでいくといいでしょう。
最もネットの風評被害対策で大切なのは早さです。
放置をせずに気がついた地点で動き始めるのが理想。
まずは投稿を削除する手続きから始めましょう。
Reputation Guard
ネットの誹謗中傷・企業イメージの低下
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ネットやSNSでは企業イメージを傷つける書き込みがたくさんあります。
ネットの書き込みや口コミは、
などにつながります。
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